Epilogue ALWAYS

帰りの船に乗りながら

そう言えば、帰りのフェリーでは礼文に行くフェリーでであったお姉さんと再会した。
(桃岩荘で出会った札幌のお姉さんではないですよ。詳しくはこちらです)
敦賀到着間際だったので少し話しただけで終わったけど。
船を降り、敦賀から琵琶湖へ向かう時、
山道を登っている時にチャリダーと出会った。
北海道気分が抜けきってない僕は思いっ切り手を上げてあいさつをしたが、向こうはなんとなく驚いて、
ぎこちなく挨拶を返してるように見えた。
それを見たとき、僕は
「そうか、ここはもう北海道ではないんだよな…」と感じた。

琵琶湖が見えて、そかから平地ばかりだと安心して長浜まで走ったら、
それまでノーアクシデントだったのにいきなりタイヤがパンクした。
僕はあわてて自転車を止めてタイヤを外して修理をしようとしたら、
今度はギアの止め具が外れて中からバネがビヨーンと飛び出した。
唖然とした。
こんなことが北海道で起こらず、ちょうど長浜駅の近くで起こったのは運がよかったとしか言いようがない。
さすがにギアがイカれてはもう走ることはできない。
奈良への自走は諦めて、自転車を分解し、輪行バックに入れ、長浜から電車に乗り、奈良へ戻った。

久々に実家に帰ると、日焼けをして、顔つきも変わっていたので親は驚いていた。
「不労者のようだ」と言われた。

あと、札幌のお姉さんとはその後結構文通した。
でも文通でも僕はいろいろと大胆なことしてしまったのでいざ会うと思うと
なんとなく照れてしまい、結局「会おう」とは最後まで言えなかった。
(だったら大胆なことなんかするなよって感じだ。

彼女の方は奈良に帰ったら、会おうねと言ってくれてたのに。(^_^;))

ああ、それから桃岩荘には東京大会と京都大会があり、その年の京都大会には参加した。
全員ではなかったけどそこで8時間歩いた人たちと再会した。(当然札幌のお姉さんはいないけど)

この日記を書き終わった今、13年前の出来事となってしまったが、
その記憶は今でも鮮明に蘇る。

そういやみんなどうしてるのかな。
ひさびさに会いたいな~。
(でも札幌のお姉さんには相当気合入れないとやっぱり照れて会ないかな~(^_^;))

2000年7月   執筆開始
2009年7月26日 執筆終了

2021年4月26日 リライト開始
2021年8月23日 リライト完了

2022年11月8日 英訳版執筆開始
2023年5月29日 Y-o-ZERO父により英訳版校正開始