その後、僕はそのハーモニカで、得意だった長渕剛の巡恋歌のイントロのフレーズを披露したら拍手喝采！！
「駅でそれを流しでやってきたら？」とか言われた。
（いや～照れるな～。それほどでもないことないよ。＾＾；）
そしてその後もみんなの話は絶えなかった。
今度は温泉の話になり、僕はこの前の混浴で失敗したこともあったので、みんなに
「北海道で混浴はどこにあるんですか？」と尋ねてみた。
（もっとも、それはここのみんなが男同士だからできたことだが・・・。＾＾；）
みんな笑っていた。その中の誰かが「ニセコにあるよ」と答えた。
「え！！ニセコ？？！？」そこは僕が北海道に来て三日目に泊まった所。
「ということはあの時俺が入らなかったもう一つの温泉がの方が混浴だったのか～！！くっそ～！しくじったぜ！」
と、言葉には出せなかったが、その日のことを後悔した。
（このことを憶えてない人はここをクリックしてね）
その後もみんなはいろいろと話をつづけていたが、僕は連日の疲れでそのまま眠りについてしまった。
翌朝起きた時にはすでに昨日のチャリダーの人は旅だっていた。
昨日はいろいろと楽しい日だった。
普段はどちらかと言うと人見知りするタイプの僕だが、旅人同士となれば初対面でもすぐに馴染めるから不思議だ。
僕の旅ももう中盤に入った。
旅が終わりに近づくのは僕にとって淋しいことだが、これからはどんな旅が僕を待っているのだろうとまだまだこれからの旅に期待を寄せる僕であった。
NORTH TOURING’96
Vol.3 TOURIST
～旅人～
完