英語学習の山場、単語。
覚えても覚えても忘れてしまいますよね。
いきなり結論。
●単語習得に近道なし
●忘れて覚えるの繰り返し
ですが、
◎覚え方を工夫することは可能!
なので、まずは単語を認知することろから段階的に覚え、記憶の定着率をあげるための聞く、書く、単語カード、語呂合わせ、例文、長文、等を組み合わることが効果的です。
あとはその長期戦をどう戦い抜くかがポイントとなります。
このコーナーは英語が苦手だけど何とか頑張って英検2級やTOEIC600突破したいと考えてる方に向けて発信しています。
学生時代、英語を見るだけでも拒否反応を起こすくらい苦手だった私が、TOEIC600,英検2級を取得した私の勉強法をご紹介します。
単語がすべての基礎力となる
単語学習が「文法力」「長文読解力」「リスニング力」のすべてにつながります。
①単語の意味がとりあえず分かるレベルで短文問題は対応できるようになります。
②単語の品詞に詳しくなることで文法問題に対応できる力が身に付きます。
③複数の単語の意味を即答できるようになれば長文読解問題に対応できるようになります。
④複数の単語を聞くだけですぐに意味をイメージできるようになればリスニング問題に対応できる力が養われます。
リスニングとは長文が音声化したものであり、しかも長文のように読み返しができないため最も難易度が高いです。
単語を覚えるための最終目的は「長文」と「リスニング」に対応できるためのスピードを身に付けるけることです。
英語の試験問題の山場は主に「長文」と「リスニング」です。
単語を攻略することで英語学習が楽になることは間違いないです。
そのためには単語を知識レベルで使うのではなく即イメージできるようになるまで訓練することが極めて重要です。
私の考えでは文法の細かな知識よりも単語学習を優先するべきです。
(でも最低中学英語文法は必要ですよ。)
単語もままならない状態で文法に挑んでも苦労することが目に見えています。
なのでそのためにも英語の核となる、単語英検で言うと2級レベル、TOEIC600レベル,センター試験レベルの単語はマスターしましょう。
自分だけの戦略を立て、マイペースを貫こう
単語の膨大な情報をインプットするにはやはりそれぞれの戦略が不可欠です。
まず単語学習において特に気を付けないといけないことは、英語が得意な人と同じ勉強法で勉強してはいけないという事です。
人はそれぞれに合った勉強法で学習するべきです。
学校では他の勉強もあり定期テストもあるためなかなかそれが許されないというのが悲しい現実ですが、
英語学習、特に単語においてはあくまでマイペースを貫くことが大切です。
学生時代私もよく目にしましたが、英語が得意な人はもともと単語を覚える能力にも長けているため、1つの単語帳をちょっと暗記するだけでテストで高得点を取ってしまうのす。
そんな人と同じやり方でやっていると能力の差を感じて「自分はなんてダメなんだ」とモチベーションを失うことにも繋がってしまいます。
まずは人それぞれのやり方があるという事実を受け入れて、その上で自分ならどうするかその対策から考える方が大切です。
段階的に覚えよう
まず最初は単語とその意味を認知することが大切です。
まだ知り合ったばかりの友達の場合も同じですが、まずその人の顔や声を等を「ぼんやりと知ってる」という状態からやがては名前や性格や趣味等をより深く知っていきます。
何て名前だったかな?あの人
単語も同じです。
最初は認知から始まります。
特に英検2級レベルの単語はビジネス単語も多く含まれるため、その日本語の意味でさえ普段聞きなれないものです。
例えば、
部署→department
潜在的な→potential 等。
なのでその場合は英単語よりも日本語訳の認知から必要になります。
英語と日本語を紐づけするのはその認知が完了した後です。
日本語でさえ聞き慣れない単語を一度に深い意味までしかも大量に覚えようとしてしまうのでややこしくなります。
最初は単語と日本語訳を聞くだけ、読むだけ(音読復唱)という過程を経て進みましょう。
段階的にね
ネットワークを強化!複合式暗記法
私がお勧めする「英語が苦手な人の単語学習法」は複合式暗記法です。
英単語の学習法、ここではトレーニングという言葉が適切です。
それにはいくつかの種類があります。
「復唱(単語・例文・長文)」
「聞く(単語・例文・長文)
「語呂合わせ」
「書く(単語・例文)」
「暗記ペンまたは単語カード」
「話す」
そしてこれらを1つで網羅できるのがスマホやタブレットです。
但し、アプリの機能に依存します。
(聞く、書く、単語カード、暗記ペン、話す等のトレーニング可能な機能のあるアプリは多く存在します。)
これらの単語学習法トレーニングを複合します。
例えば「聞く」「復唱」「単語カード」
英検2級の単語であればちょうど大学入試の基礎単語なので多数の良質な単語帳が販売されています。
それらを最低2つ(できれば3つ)掛け合わせるのです。
●キクタン英検2級
10回くらい「聞いて」を20回くらい「復唱する」
●その後「単語カード」最低1周
(自分で書く必要がないため非常に有難いアイテムです)
(ターゲット基本単語800と重要単語の700の動詞くらいは覚えましょう。)
こうすることで同じ単語帳3周するよりもはるかに効果を発揮します。
時間はかかりますが、この方法が一番記憶を定着させることができます。
要は多方面から多くのアクセスができるかどうかです。
自分と相性の悪い単語もある
余談になりますが、これは人間同士の関係と似ていて、学校にいても社会に出てもなかなか仲良くなれない人と出会うことはありますよね。
でもその人ともうまくやっていかないといけない。
人間同士の場合は苦手な人とは距離を置くこともできますが、英単語の場合はそうはいきません。苦手な単語も覚えなければなりません。
そんな時どうやって仲良くしますか?まず人間同士の場合は?
やはり同じですね。
頑張ってその人に気に入らるように自分からアクセスするしかないですね。
積極的に話をしにいく、褒める、遊びや食事に誘う等。
そうやっていくうちに仲良くなれますよね。
(中にはどうしても仲良くなれない人もいますけど)
そのアクセスの手段が英単語では「語呂合わせ」や「単語カード」等にあたります。
とにかく、どんな簡単な方法でもいいのでまずは単語へのアクセス数を増やしましょう。
無理に覚えようとしない
単語はリラックスしていないとなかなか頭に入ってくれません。
リラックスできるかどうかが勝負です。
それは机に本を並べて椅子に座ってお勉強する必要などないです。
寝ながらでもいいです。
聞くだけでも読むだけでいいのです。
例えば学校で先生が出席確認の時に読み上げるクラスのみんなの名前と順番も勝手に覚えてしまいますよね。
それと同じようにとにかく単語へのアクセス数が大切なので自分が苦しくない状態で増やしていきましょう。
(寝ながらも実は結構はかどります。血液が脳に行きわたり易いからでしょうか。)
1000語覚えたくらいから楽しくなる
英語の核となる単語はちょうど英検二級そしてTOEIC600レベル攻略で必要となる単語です。
なのでこのあたりの単語1000語くらい(派生語含めて3000語)を覚えたあたりから今まで太刀打ちできなかった長文が読めてくるのでモチベーションが上がります。
即答できるようになれば長文、リスニング
複数の単語を即答できるくらいになるまで複合式記憶法を続けて下さい。
それまでは長文に手を出しても挫折する可能性が高いからです。
なぜなら長文の中に意味を即答できない単語が半分以上もあると負担が大きくなり、スムーズに読むことなどできません。
英検2級レベル、TOEIC600レベルの基本単語の60~70パーセントくらいは即答できるようにしておきましょう。
即答できる単語が多いほど、わからない単語に遭遇してもそれらをもとに推測し易くなります。
リスニング力
長文読解力
リスニングは言うなれば音声化した長文です。
長文をクリアしてない状態で聞けるはずはありません。
(但し英語のほとんどを耳からマスターできるようなネイティブ的環境にいれば別ですよ。)
この段階での長文の練習はこれの本をお勧めします。
速読速聴Dailyです。
最終的にこう言った長文をシャドーイングして、(その2で紹介したシャドーイング)
「聞こえてくる英文」と「書かれている英文」を一致させる必要があります。
長文とリスニングまで対応できたらその単語については卒業です。
さあ、道のりは長いですが英語は言語なので、努力次第で必ず誰でもマスターできます。
がんばりましょう。
さて、長くなってしまいましたが
いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでくださってありがとうございます。
さて次回は、今回紹介した複合式暗記法について、
そのメリットデメリットとともに細かく解説したいと思います。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。