●今回のTOEICで学んだこと
「感じるな!考えろ!」
(逆ブルース•リー的思考)
そもそも感じて解けるようなことが出来るのはネイティブ、もしくは若い頃にそれに近い学び方をした人だけです。
僕のような歳でそれが出来るはずがないので、僕らは正しい知識を得た上で答えを素早く見つけだす訓練をするしかないですね。
まあ、実際、感じるなとまでは言わないです。
(感じるな、考えろはネタとして面白いので取り上げましたが。)
けど確かに直感が役に立って実際それが正解ってこともあるけも、それにばかりに頼ってるとそれ以上成長し続けることは難しいです。
要は、TOEICの設問に答える時には
なぜそ答えにしたのか理由を明確に言えるようにしておくことが重要です。
でないと間違えた原因が分からず軌道修正ができなくなります。
試験問題を持ち帰れないTOEICでそれをするのは難しいため、公式問題集にて学習することが必須という事になります。
●TOEICリスニング問題においての
「感じるな!考えろ!」
リスニングセクションの鬼門、part3と4。
ここで出題される長めの文章について。

読み上げられる1つの英文から出題される問題は3問。
それぞれに選択肢は4つ。
高得点を目指すがためにその全てを先読みしておくことが、望ましいと一般的には言われています。
でも僕が試したところ、
僕のような600〜700点を目指すような人がそんな事できるはずがありません。
設問3つとそれぞれの選択肢4つ。
合計12文の英文を先読みして
その内容を正確に理解し、記憶した状態で
さらに聞こえてくる英文から答えを見つけ出すとか、
こんなのは明らかに脳のキャパオーバーです。
ただでさえリスニングには脳のリソースが奪われてるのにこんな事をしたらパニックになります。
なので多くの参考書では3つの設問にだけ目を通すようにすると書かれています。
そうすることで脳の負担は減ります。
でも僕のやり方はまた少し違います。
先読みするのはあくまで最初の1問目とその選択肢4つのみ。
それだけに集中し、その絵が思い浮かぶようにしておきます。
(余裕があれば2問目3問目をサラッと読むくらいのことはします。)
せめて最初の1問だけでも確実に点取ってやろうという考えです。
そうすることで1問答えた直後には
脳は使用状態から解放され、
フル活用できる状態に戻るので、
そこからさらに2問目3問目を答える余裕が出来て正解率が上がります。
リスニングセクションにおいては戦略が非常に重要になります。
人それぞれやりやすいと感じる方法は絶対違うと思います。
「感じるな!考えろ!」
リスニング自体は聞いて感じないといけないですが戦略的なことは考えないといけないですね。
●TOEICリーディング問題においての
「感じるな!考えろ!」
リーディングセクションで最優先すべきは英文法、つまりpart5と6。
この2つを20分以内で、しかも正解率80%を目指して解けるようにすることが重要です。
これを固めない限り実力とスコアは何度も振り出しレベルに戻ります。(前回の僕のスコアが大幅にに落ちたように。)
なぜならこのTOEICで問われる文法こそが英語を話す上での基礎中の基礎、最も大切な部分になるからです。
特に僕の場合、今までこのpart5と6は感覚に頼って解いていたため、自信を持って答える事が出来ておらずなんとなく
「この答えがしっくりくるからこれかな?」
という感じで選択肢を選んでました。
でも今はたくさんの分かりやすい参考書も出版されているため、感覚や勘に頼る必要はなくなっています。
そしてこのpart5と6を固めることで必然的にpart7を解く余裕が出てきてスコアは安定します。
そしてその効果は英会話にも出で英語の総合力が上がります。
TOEICの文法はそれほど難しくないですが、でも話す上で非常に重要な事を問われます。
例えば単純に述語動詞の抜け、三単現のSの抜け、単数形、複数形等を見抜くレベルです。
(TOEICは単語が難しいので惑わされてしまいますが実はこういった簡単な内容を問われているパターンが非常に多いです。)
これを「分かる、理解できる」レベれではなく実践で「使える」レベルまでスピードと正確性を上げることが重要です。
なぜこれが重要かというと、ネイティブならそういったTOEICレベルの英文法であれば即答できるからです。
分かりやすくするために日本語と英語を入れ替えて考えてみましょう。
もし日本語版のTOEICがあるとすれば文法問題はこんな感じです。
(実際、TOEICはここまで簡単ではないですが、分かりやすくするために簡単にしました。↓)
先生「この花瓶を割ったのは誰ですか?」
生徒「すいません、
僕(a)は 割りました。」
(b)が
(c)で
(d)に
こんなの日本人だったら正解(b)を即答できますよね。
でも外国人からすれば(b)と同じように主語を受ける(a)だとなぜダメなのか?そのあたりの事が非常に難しく感じるそうです。
ほとんどの日本人はその違いを感覚でマスターしてるため、なぜ(b)が正解なのかをきちんと説明できる人は少ないですよね。
日本人的感覚がない外国人にこの感覚を身につけろというのは無理があるし、理不尽極まりない事ですよね。
となると外国人が日本語を学ぶにはまず理屈から学ばないといけないんです。
それと同じで僕たちも英語を感覚で学ぶのは非常に難しいので
まずは理屈で文法をマスターし、
そのスピードと正確さを
ネイティブレベルまで上げるしかないのです。
日本語の「は」と「が」の違いを区別出来ない人がそのまま日本語ペラペラになる事なんてあり得ないですよね。
やはりそこを理解して日本人と同じくらいにその違いを即答できる人でないと日本語をペラペラに喋ることは出来ないですよね。
僕らが英語をマスターするのも同じで、やはりその辺りの文法をマスターすることでようやくネイティブと対等に英語をペラペラに喋れるようになるのだと思います。
TOEICの文法には話すために必要な知識を問われる問題が非常に多く出題されます。
なので英語ペラペラになるための訓練をするには最適であると僕は考えます。
帰国子女のような環境でマスターできた人、もしくはそれに匹敵する語学の才能の持ち主以外の人は。
「感じるな!考えろ!」と言うより
「感じてダメなら考えろ!」
が正しいかもですね。
●TOEICは高得点取っても喋れない人がいるから受けても意味ない?
こういったTOEICに対しての批判的な意見をたまに耳にしますね。
一昔前のTOEIC試験はいわゆるテクニックで解ける問題が多く、
そういった「英語を喋れないTOEIC高得点者」
が多かったのですが、最近では形式が改良されたため、そういった人は少なくなっています。
まあ少数であれ確かに「英語を喋れないTOEIC高得点者」は今も存在するようです。
でも、だからと言って
TOEIC試験は受けても意味がないかと言われたら
僕は決してそうは思えません。
恐らくそういった高得点取れるけど英語喋れない人は、
インプットは完了してるのでアウトプットの練習をするとすぐ喋れるようになれると思います。
それに僕が今まで出会った人の中の
「この人はペラペラに喋れるなー」
と思った人の中でTOEICスコアが700点以下の人は見た事がないです。
要するにTOEIC試験というのは
高得点取っても喋れない人はいる、でも、
喋れる人で低い点を取る人はいません。
それは確実に言えると思います。
やはりTOEICはやはりよくできた問題だと思います。
だから多くの企業からも信頼性が高く、高得点者には昇給、採用といった優遇措置があるのだと思います。
皆さんも英語、英会を上達させたいと思っている人がいれば、
まずTOEICの文法をやることをお勧めします。
僕もこんな偉そうな事言っといて今回、また点数落ちてたら全然説得力ないですね。
「お前が言うな」
になってしまいますね。
なので点数落ちてたら
「この程度のスコアの奴が偉そうな事言ってすいませんでした。」
という謝罪の投稿をさせて頂きます。😅
まあ、それはそれでネタになるでしょう。
もし今回の点数が少しでも自分の納得のいく点数だった場合は、今回使用した参考書を紹介します。